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たこぶろぐ Australia

オーストラリア大学院 社会人MBA留学ブログ

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たこブログ オーストラリア社会人MBA留学

【オーストラリア留学体験記】オーストラリアでのクラブ生活(ラグビー)

こんにちは!たこすけです.
オーストラリアに来てから,すでに半年ほど経ちました.
大学の授業にはもう十分慣れて,前学期よりもかなり余裕をもって過ごせています.
日曜日はビーチでのんびりしたり,新鮮な野菜が安く買えるファーマーズマーケットに行ったりしています.
土曜日はというと,ほぼ毎週ラグビーの試合に出場しています.
というのも実は,留学直後の2月から地域のラグビークラブに加入しています.
スポーツをするというのは,僕の留学前からの生活の重要な一部でした.
オーストラリアに来てからも,スポーツは良いストレス発散になっています.
また,大学では出会えない地元の人たちとのコミュニケーションの場にもなっています.
本記事では,クラブ参加の経緯やクラブの雰囲気,オーストラリアのスポーツ事情などの情報をシェアしたいと思います.
クラブ活動などのコミュニティの体験も留学生活の醍醐味だと思います.ぜひ参考にしてみてください.

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ラグビークラブ加入の経緯

僕が日本にいた時は,働き始めてからもラグビーを続けていました.
せっかくオーストラリアに行くのだから,ラグビーをやろうかなと留学前から悩んでいました.
クラブをどう探せばよいかが一つの不安だったのですが,その点は問題ありませんでした.
なぜならグリフィス大学では,各学期始めにクラブ活動しているクラブがテントを立てて,新入生の募集をしているからです.
※日本の大学のように積極的に勧誘するのではなく,みんな座って興味がある人が来るのを待っている感じです.
僕は無事ラグビークラブのテントを見つけることができ,練習日・場所などの情報を教えてもらいました.
ラグビークラブのテントにアジア人はあまり来ないみたいで,少しビックリしてました...
特に苦労することなく,クラブを見つけることができ,練習に参加するようになりました.

地元ラグビークラブの雰囲気

僕の所属しているクラブはかなり多国籍なクラブです.
オーストラリア人の他に,ニュージーランド・フィジー・トンガ・サモア出身の人が多いです.
親がオーストラリアに仕事を探して移住してきたという人達が多いようです.
グリフィス大学の学生は数えるほどで,ほとんどのメンバーは地元で働いている人たちです.
ちなみに日本人(アジア人)はクラブで僕一人です.
※数年前に日本人が一人いたそうです.
ともあれ国籍が違うというのは珍しいことではなく,チームメイトはみんな陽気で暖かく迎えてくれました.
一つ驚きだったのは,「彼らが話す英語がまったく理解できないこと」です.
スピードが早いのはもちろん,スラングや崩れた英語をたくさん使うので会話に全くついていけません.
大学の授業では他の人達とそれなりに話せると安心し始めた頃だった分,かなりショックな出来事でした.
未だに会話についていけないことばかりで,落ち込むことも多いです.
同時に「彼らと自然に話せるようになりたい」という気持ちが英語の勉強のモチベーションにもなっています.

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オーストラリアの地域スポーツ事情(ラグビー)

ラグビークラブはゴールドコーストに6〜8チームあります.
どのクラブもそれぞれのクラブハウスとグランドがあります.
クラブハウスには歴代のキャプテン名が書かれたボードがあったり,ユニフォームやトロフィーが飾ってあったり,歴史と伝統を感じます.
それぞれ子供〜学生・大人までのチームがあります.
たくさんの子どもたちが集まって,ラグビーの練習に励んでいるのを見るのに毎回感動してます.
(日本ではなかなか見れない光景です...)
土曜日には他のクラブとの試合があるのですが,朝から子供達の各年代の試合があり,昼頃から大人チームの試合があるといった感じで一日中試合が行われます.
オーストラリアはスポーツが盛んと言われますが,本当に地域に根付いているのを感じます
試合には当然のように奥さんや子供達を連れてくるし,地域の人々もたくさん集まって,試合を見ながら一日中のんびりしています.
日本でも社会人のラグビークラブの試合に参加していましたが,会場にいるのはほとんどプレイヤーのみで家族を連れてくるという方はあまりいませんでした.
奥さんや子どもたちに応援されながら試合をしたり,家族と試合を見ながらのんびりと休日をすごしているのはとてもうらやましいなと感じます.

まとめ

留学中は,何かのコミュニティに入ることを強くおすすめします.
正直,僕も留学前はラグビークラブに入るかどうかかなり悩んでいました.
時間も取られますし,怪我などのリスクもあるのに加えて,そういったクラブに入る事自体も不安でした.
※5月に脳震盪で入院した時はさすがに「何やっているんだろう」とも思いましたが...

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しかし,実際にクラブに参加してみると,みんなとても暖かく迎えてくれました.
また,大学とは全く違ったグループに所属することはとても良い経験になっています.
嫌になったら行かなければ良いだけなので,ぜひ留学中にクラブなど思い切って参加してみてくだい.

ではでは!

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【働きながらIELTS OverAll 7.0達成】IELTS対策まとめ

こんにちは!たこすけです.
IELTSは,TOEFLと並んで,オーストラリア留学の方が多く受けているテストです.
大学や大学院に留学するためには,通常IELTSオーバーオール5.5-6.5以上のスコアが求められます.
目標のスコアを取るためには継続した勉強が必要です.
僕の場合,働きながら1年以上かけて,勉強しました. 

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スコアに伸び悩んだ分,いろいろと試行錯誤して対策に取り組んだ結果,無事にIELTS Ovearall 7.0を取ることができました.
各パートの勉強方法をシェアするので,ぜひ参考にしてみてください.

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 はじめに

IELTSはReading, Listening,Speaking, Writingの4パートに分かれています.
どのパートにも重要になってくるのは,高い文法の理解度と単語力です.
また,ListingやSpeakingには正しい発音の理解も重要になります.
英語の勉強を始めたばかりという方は,これらの基礎の勉強にしっかりと時間をかけて,対策することをおすすめします.
本ブログの各パートの対策には,ステップ毎に基礎的なトレーニング→実践的なトレーニングと分けて紹介しています.
実践的なトレーニングは,基礎的なトレーニングを積んだ後に取り組むようにすることをおすすめします.
「英語勉強には近道はない」です.
基礎→実践と勉強する方法が最も効率良くスコアを伸ばす方法です.
あせらずじっくりと対策していきましょう.

IELTS Reading6.5以上取るための勉強法

IELTSのReadingでは文章をすばやく精確に読むことが必要になります.
対策ページでは,基礎となる文法の理解度を高めるおすすめ勉強方法を紹介しています.
そして,「すばやく精確に文章を読む」ための実践的なトレーニングの方法も合わせて紹介しています.
ちなみに本対策は,IELTSの問題をすべて読んで回答することを目標にしています.
試験時間が足りないからと言って,文章のスキミングなどのテクニックはおすすめしません.
しっかりとトレーニングを積めば,すべての文章に目を通して回答するのは十分に可能になるからです.

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IELTS Listening6.5以上取るための勉強法

IELTSのListeningでは,まず正しい発音を理解することが必須です.
英語には.日本語にはない発音の違いがあり,正しい発音を理解していないとその違いを聞き分けることができません.
(例えば,カタカナで表現すると,同じ発音になるもの,「Sea」と「She」など)
文脈の違いから判断することも多いですが,英語のスピードが早くなってきたり.内容が難しくなってくると.それが負担になって理解できないことが多くなってきます.
正しく発音できるようになると,正しく聞き取れることができるので,基礎として発音トレーニングをすることをおすすめしてます.
その上で,実践的なシャドーイングなどのトレーニングをすると効果的にリスニング力を伸ばすことができます

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IELTS Speaking6.5以上取るための勉強法

IELTSのSpeakingは,Listeningと同様に正しい発音を理解することをおすすめします.
発音が正しくないままスピーキングのトレーニングをしていると,正しくない発音が身についてしまい,相手にとって理解しにくい英語になってしまいます.
対策ページで紹介した発音トレーニング&瞬間英作文の基礎勉強をしっかりした上で,実践的なトレーニングをすることで効率的にスピーキング力を伸ばせます.
実践的なトレーニングには,オンライン英会話などを利用した対人のトレーニングが必須です.
オンライン英会話時の自分の音声を録音しておいて復習することも非常に効果があります.
少し負担の大きいトレーニングですが,確実に効果はでるので集中して取り組みたいトレーニングです.

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IELTS Writing6.5以上取るための勉強法

IELTS WritingはIELTS受験者が最も苦労するセクションです.
理由の一つは,自分で自分の回答を評価するのが難しく,対策が取りづらいことです.
僕の場合,回答見本を写経したりして,基本の構成や表現を学ぶことで5.5〜6.0程度までは点数を伸ばすことができました
ただし,独学で6.5以上の高得点をとるのは非常に難しいセクションで,添削サービスを受けて,減点となっているところを理解することが必須だと思います.
こちらもお金がかかるし,負担も大きいトレーニングになりますが,効果は大きいので集中して取り組みたいトレーニングです.

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効率的に単語を覚える勉強法

IELTSで高得点を取るには,単語を覚えることも必須です.
単語を覚えることは,すべてのセクションで効果的です.
僕の場合,IELTS対策の単語帳を覚え始めて,伸び悩んでいたリスニングが一気に8.0まで伸びました.
リーディングも単語帳を覚え始めてから,スコアが7.0以上と安定しました.
正直,単語を覚えるのには苦手意識があったので避けてきましたが,単語を覚えることで確実にスコアを伸ばすことができます.
紹介する方法はうまく習慣化してしまえば,短期間で効率的に覚えることができます.
ぜひ参考にしてみてください.

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まとめ

IELTSのスコアアップには継続した勉強が必要です.
非常に時間がかかるので,効果的な勉強方法で,効率的にスコアアップしたいところです.
僕の場合,スコアアップには非常に苦労しましたが,紹介した方法で働きながらIELTS OA7.0を取ることができました.
結果的には,避けてきた「対人トレーニング」「添削」「単語の記憶」などがブレークスルーにつながったという実感があります.
苦手な所を見極めて,適切に対処すれば,確実に英語は伸びます.
各パートで紹介した方法がそんなみなさんの参考になればと思います. 

taco-blog-aus.hatenablog.comではでは!

【IELTS対策】Writing 6.5以上を取るための勉強方法

こんにちは!たこすけです.
IELTS受験者にとって,ライティングは最も高得点を取るのが難しいセクションと言われています.
これは日本人IELTS受験者に限った話ではなく,海外IELTS受験者にも同様のようで,
IELTS Writingのコツを抑えたAcademicな文章を書かないと,6.5以上は取れないです.
僕も安定してスコア6.0以上が取れず,一番悩まされたセクションです.
自分の答えを自分で採点することが難しく,独学で対策に取り組みづらいのが原因かと思います.
テスト後に「今回はよくできた」と思っても,逆に点数が落ちたこともあります.
どの部分で減点されているかわからないのが一番辛いところですよね.
結局,IELTS元採点者による有料の添削サービスを何度か受けることで自分の回答のどの部分が減点されているか明確になりました.
その後,IELTS Writing 6.5を無事とることができました.
本記事では、ライティングの対策方法とオンライン添削サービスを受けた効果について,シェアしたいと思います.
ぜひ参考にしてみてください.

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IELTS Writing 6.5以上のための勉強方法

IELTS Writingで6.5以上取るためには,IELTS元採点者などの添削サービスを利用して実践的なトレーニングをつむことが必須です.
ただし,実践的なトレーニングをつむ前に,回答の基本構成や,文章を構成するための表現を独学で勉強することをおすすめします.
YouTubeのIELTS Writing講座を見たり,IELTS対策のWEBページで公開されている9.0相当の見本回答を写経したりすることで,スコア5.5-6.0レベルまでの対策ができるかと思います.
基本表現などを予め抑えた上で,添削サービスを受けることで6.5以上取るために問題となっている部分が明らかになりやすく,その後の対策も効果的になります.
ライティングの勉強ステップは以下のようになります.

STEP1.写経トレーニング:基本構成・表現を知る

STEP2.添削を利用した実践:自分の回答を採点してもらい,減点部分を知る

STEP3.語彙力UP・文法力UP:高得点のために表現を精確に・豊富に


また,文法の理解や単語力もとても重要となるのでライティング対策だけでなく,別ページで紹介したリーディング対策や単語力強化にも勉強時間を当ててください.

STEP1. 基本構成・表現を知る

Writing対策は回答の構成や基本の表現を知るのが第1ステップになります.
例えば,PART1のグラフなどを描写する問題に対しては,意見や推測などは必要ありません.
問題から読み取れる情報を漏れなく・わかりやすい構成で記述するのがベストです.
PART2の問題では,問題タイプに応じて適切な答え方があります.※賛成・反対だけではありません.
また,部分的に賛成するのであれば賛成・反対の理由をそれぞれ書かなければいけないなどの基本構成のルールがあります.
ライティングパートはそういった基本の形に沿って,回答する必要があります.
なので第1ステップとして,IELTS Writing対策の基本講座や見本回答の写経をして,回答の構成・基本表現を身につけることをおすすめします.

おすすめは(YouTube) Learning EnglishのWriting対策動画とIeltsLizというサイトです.
第一にLearning EnglishのWriting対策動画は,回答の基本構成と基本的な表現を丁寧に説明している動画です.下記リンク先の2人の先生のWriting対策動画は特にわかりやすくおすすめです.
https://www.youtube.com/user/EnglishTeacherAdam/featured
https://www.youtube.com/channel/UCVBErcpqaokOf4fI5j73K_w

次に,Lizは9.0相当のWriting回答見本が問題タイプ別に載っています.
回答見本は,非常にわかりやすくロジカルな構成となっていて勉強になります.
また,様々な問題に共通して使える英語表現が多く学べるので,とてもおすすめです.
僕はこのサイトで紹介されている回答見本を写経して精読→何度も音読しました.
回答見本の流れを真似るようにして,対策に取り組むようにすると,良い構成の文章を書けるようになります.
https://ieltsliz.com/

STEP2. 添削サービスを利用したトレーニング

基本構成や基本表現が身につき,制限時間を意識しながら回答ができるようになったら次のステップです.
添削サービスを利用すると,どの部分が減点につながっているかわかります.
どの部分に気をつけて対策すれば良いかが明確になり,点数を効果的に伸ばすことができます.
僕の場合は,元IELTS採点者のオンラインサービスを利用しました.

https://www.ieltsanswers.com/writing-correction-ielts.html
IELTSの回答基準と同じ4項目(Task Achievement, Cohesion and Coherence, Vocaburary, Grammer)のそれぞれに点数をつけてもらいました.
また,問題のある部分の添削と総評コメントもついています.

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※TASK1,2合わせて18回採点を受けたので,もう少し見たいという方はご連絡ください...
TAとCCの2項目は最適な答え方ができていないことが多く,問題の種類によっては大きく減点されていました.
例えば,答えが思い浮かばず,なんとかひねり出して回答した問題も「意味が理解できない文章がある」「Logicalな構成になっていない」などの理由で減点されていました.
この様に採点を受けるたびに,様々な理由で減点されていることがわかり,自分の回答で問題のある部分が明確になりました.
添削サービスを受けてからのテストでIELTS Writing6.5を初めて取ることができました.

STEP.3 語彙力UP・文法力UPが高得点へのポイント

IELTS Writingで更に高得点を取るには語彙力UP・文法力UPが必要です.
正直に言うと,僕は7.0以上取れる実力はまだありません.
しかし,STEP.2 添削でどんな対策をすれば良いかはっきりしています.
それは語彙力UPと文法力UPです.
実際に,添削サービスでのVocabraryとGrammerの採点は毎回6or7でした.
※僕の場合,Grammerは冠詞(a,the)の部分が毎回添削されて減点対象でした.
また,考えた答えがうまく表現できず,Task AchievementやCoherence Cohesionの部分でも減点されることもありました.
より高得点を取るためには以下2つが重要です.

・高得点につながる表現を意識的に使うこと

・文法的に正確な文章のみを使うこと


別記事で紹介した文法力UPや,単語力・語彙力UPを継続してつづけましょう.

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 ではでは!

【IELTS対策】Speaking 6.5以上を取るための勉強法

こんにちは!たこすけです.

スピーキングは日本人IELTS受験者にとって,ライティングと同様に苦手なセクションと言われています.

日本で普通に暮らしていても英語を話す機会は少ないですし、自分自身で採点することが難しいので独学で対策しづらいですよね。

対策としては、発音・瞬間英作文などのスピーキングの基礎トレーニングをした後に,オンライン英会話などで実践するのが一番の方法だと思います.

僕もスピーキングトレーニング+オンライン英会話していた時は5.5→6.0→6.5と半年でIELTS のスコアが伸びていきました

逆にスピーキングの対策を特にしないでIELTSテストに臨んだ期間は,スコアが安定しませんでした…その時は普段から英語を使う環境にはありましたが,オンライン英会話での実践的な練習ができていませんでした.

本記事では、スピーキングの基礎トレーニングとオンライン英会話の効果的な使い方をシェアしたいと思います.

ぜひ参考にしてみてください.

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IELTS Speaking 6.5以上のための勉強方法

IELTS Speakingで6.5以上取るためにはオンライン英会話などを利用して実践的なトレーニングをつむことが必須です.
ただし,実践的なトレーニングを積む前に,発音や瞬間英作文などの基礎トレーニングをすることをおすすめします.
なぜなら,間違った発音や間違った構文での英会話で実践的なトレーニングをしても効果的でないからです.オンライン英会話の先生は英語初心者との会話に慣れているので,会話は続くかもしれませんが,IELTSやその後の留学生活のためにはなりません.
スピーキングの勉強ステップは以下のようになります.

STEP1.基礎トレーニング:発音&週間英作文

STEP2.実践トレーニング:オンライン英会話

また,文法の理解や単語力も重要となるのでスピーキング対策だけでなく,別ページで紹介した文法学習や単語力強化にも勉強時間を当ててください.

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STEP1.基礎トレーニング:発音&週間英作文

スピーキングの基礎勉強は発音&週間英作文です.
実践的なスピーキングトレーニングの前に,基礎勉強をしっかりと行っておくと実践トレーニングでスピーキング力が伸びるのが早くなります.
第一に,発音の違いを理解して,スピーキングの練習をすることは大変重要です.
発音の正しさはIELTS Speakingの一つの評価項目となっています.
例えば,SheとSeaなどのカタカナで書くと同じ発音,これらの発音の違いを理解してスピーキングしないと,聞いている相手にとって聞きづらい英語となってしまいます.
同じことをリスニング対策でも紹介しましたが,相手の会話を正確に聞き取るのにも役に立ちます.

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もう一つの基礎トレーニングは「瞬間英作文」です.
瞬間英作文とは短い英語の文章を瞬時に作るためのトレーニングです.
例えば,「これはペンです」というフレーズはすぐに「This is a pen.」と誰でもすぐに頭に浮かびますよね.
このような頭に自然と浮かぶ英語の基礎フレーズを増やすのがこのトレーニングの目的です.
頭に自然に浮かぶようになると「日本語→英語」ではなく「話したいことが英語で浮かんでくる感覚」になります.
頭に自然と浮かぶ基礎フレーズを増やして,それらを組み合わせながら使うことで,英語を自然なスピードで無理なく話すことができます.


おすすめの教材は「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)」です.
「英語耳」はそれぞれの発音の説明がわかりやすく,CDを聞きながら自分一人で練習することができます.かなりおすすめです.
「瞬間英作文」は,たくさんの基礎フレーズがページの左右に日本語・英語と載っていて,自分での瞬間英作文トレーニングにぴったりです.また,同じ種類の文が同じページに複数載っているのでトレーニングに取り組みやすいです.

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

 
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

 

STEP2.実践トレーニング:オンライン英会話&ジャーナリング

基礎トレーニングをある程度こなすと,ある程度正しい発音や文法的に正しい英作文が身につき,オンライン英会話が効果的に利用できる実力になっているでしょう.
オンライン英会話を続けるだけでスピーキング力は伸びると思います.
ただし,予習&復習することで更に効率よくスピーキング力を伸ばせます.
オンライン英会話を効果的に使うには?

・毎日継続することが大事.

・録音して,自分の会話を聞き直す.

・言えなかったフレーズ,言いたいフレーズを調べておいて使用する.

毎日継続することが大事.

毎日続けることが大事です.英語を話す習慣をつけると英語を話すことに抵抗がなくなってきます.

抵抗がなくなってくると,日本語→英語と変換することなく自然に英語を話せると感じることが多くなってくると思います.

ただし,オンライン英会話を毎日やるのはかなりしんどいです.
習慣化するためには,適度に休むことも大切なことは意識してください.

録音して,自分の会話を聞き直す.

自分の会話を聞き直すことはすごく大切です.
話し方や発音の不明瞭な部分に気づくことができます.
また,重要なのは「つなぎ言葉」をうまく使えているか確認できるところです.
答えや英語表現が浮かばなかった時に,「Ummm...」を多用していたり,沈黙してしまったり,自分の悪い癖に気づくことができます.
「Well…」や「You know…」などのフレーズを自然にバランス良く使えているか,確認しながらトレーニングできます.
自分の音声を聞くのは恥ずかしいですが,正直かなり効果のあるトレーニングの方法です.

言えなかったフレーズ,言いたいフレーズを調べておいて使用する.

オンライン英会話をしていると,「言いたいことがあったけど言えなかった」ということがたくさん出てくると思います.
そんなときは,必ずどのように英語で表現するか調べて,次の授業で使うようにしましょう!
特に,住んでいる場所や仕事,趣味など自分に関することは事前に英語でまとめておくと良いでしょう.
英会話の時にパッと出てくるようになるまで練習しておくと,IELTSのPART1などは非常に楽になります.

おすすめオンライン英会話

おすすめは「DMM英会話」です.
良いところは,費用が安く,毎日受けられることです.
ネイティブでなくとも経験豊富な先生が多いので質は良いです.
また,IELTSスピーキング対策の教材も揃っていて対策しやすいです.
僕もDMM英会話をほぼ毎日25分,それを3ヶ月ほど続けました. 

日本時間で早朝〜深夜まで授業が受けられるので,海外出張時(アメリカやメキシコ)も可能な限り使っていました.

どこでもいつでも受けられるのは大きな魅力でしたね.

まとめ

IELTS Speaking対策には,オンライン英会話などを利用した実践トレーニングが必須です.
実践的なトレーニングを積めば積むほど,様々な分野で話せる話題や表現が増えます.
また,実践トレーニングの前に,発音や瞬間英作文などの基礎トレーニングをしっかり行っておくとスピーキング力の伸びが早いです
基礎トレーニングをしっかり行った上で,効果的に実践的なトレーニングを積めばIELTSで6.5以上の高得点を狙えるようになります.
自分の会話を録音しての復習や,英語フレーズの予習を+αで行うと更に効果的なので頑張って行うようにしてください.

 

ではでは!

 

 

【オーストラリア留学体験記】最初の学期の授業の様子・大変だったこと

こんにちは!たこすけです.
2019年2月〜オーストラリア大学院に留学中なのですが,先月6月に最初の学期の成績が出ました.
結果的には全4コース中の3コースはDistinction,あと一つはCreditとそこそこ良い成績でした.
※僕の通っている大学の成績はHigh-Distinction, Distinction, Credit, Pass, Failと分かれています.「秀・優・良・可・不可」と言った感じですが,High-Distinction(秀)を取るのは,日本で通っていた大学と比べて,とてもハードルが高いです.
課題は不慣れな部分が多いこともあり,かなり時間がかかりました.
学期末は課題続きで,オージーの友達でも非常に苦労するほど大変でしたが,数をこなしていくとどんどん効率的にできるようになり成長を感じました.
本記事では,授業の様子やどのくらい勉強が必要だったかなど,最初の学期で感じたことをシェアしたいと思います.

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大学院のカリキュラム・授業について

僕の通っているグリフィス大学のマスターコース(Master of Business)はかなり自由が効くコースです.
ビジネスの必修基礎科目8つと専攻・選択8科目の16科目を2年間で学ぶコースで,
専攻科目は会計・マーケティング・起業・スポーツマネジメントなどいろいろなコースがあり,自由に選ぶことができます.
ちなみに入学して最初の2学期はそれぞれ4科目以上取らなければいけません.
4科目なので少ないなぁという印象でしたが,予習や課題などの時間を考えるとかなり大変でした.
ビジネスを初めて学ぶので、全て基礎科目をとりました.
どれも授業内容としてはとても楽しく,意欲的に学べました.以下がコース名です。

Leadership for sustainable business

資源が限られている地球で持続可能なビジネスをするためにはどうすればよいか,会社を持続可能なビジネスへ方向転換させるためにどのようなリーダーシップが必要か,ということを学ぶ授業でした.
国連の掲げているSDGsに関連して,企業の活動をリサーチしたり,改善案を提案したりと,とても興味深い授業でした.
※恥ずかしながら,僕は本授業でSDGsを初めて知りました...

Marketing Faundation

マーケティングの基礎を学ぶ授業でした.
課題を通して,自分が選んだ企業の製品をどのように売り込むか,4P(Product,Price,Promotion,Place)の視点に基づいて戦略を立てる方法を学びました.

People Management

Human Resource Managementの基礎を学ぶ授業でした.
HRに関する様々なトピック(人事システムやモチベーションマネジメント,ダイバーシティマネジメント)を学びました.

Future of Work

こちらもHuman Resourceに関連した授業でしたが,AIやロボットなどの技術が発展する中で置き換えられた労働力の人々をどのようにマネジメントするか,将来どのような能力がより重要になるか,国として企業として個人としてどのようにその変化に対応するかを考える授業でした.

授業の様子はどのような感じ?

基本的には講師がスライドで学習内容を説明し,合間合間で投げかけられた質問に対して,みんなで議論するという流れでした.
学習内容はすべてオンライン上にあり,事前に予習しといてねという形でした.
僕は毎回しっかり予習していましたが,正直7割くらいの人たちは予習していませんでした
授業の参加や出席は成績には関係ないので,課題やテストさえ高得点取れればという考えでも最悪OKです.
ただ予習して授業に臨むと,講師の言っていることも理解できるし,発言もしやすくなるので,僕は毎回予習に時間を掛けていました.

積極的に授業に参加すると授業の理解度も高まります。
ちなみに僕のコースは日本人は僕一人だけ,中国・韓国人合わせて4割・インド人3割・他欧州系やオージーといった感じでした.
ネイティブでない留学生が大半を占めるので,英語での議論や会話もついていくことができました
※逆にネイティブばかりだと会話が早すぎて,ついていけないことが多い...

なので希望のコースの留学生の割合は最低限リサーチしておいた方が良いと思います。

それによって授業の進み方や雰囲気が変わるので。
僕のコースでは、講師も英語非ネイティブの留学生の扱いに慣れているので,発言を汲み取ってくれたり,良い雰囲気で授業が進んでいきました. 

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課題は大変だった?

課題は主に2,500〜3,000語ほどのエッセイが多く,他にはグループor個人でのプレゼンテーション,試験などがありました.
エッセイを書くことに不慣れな部分もあり,正直めちゃくちゃ大変でした.
課題が集中する学期中〜末は,何かしらの課題を常にやっていて息付く暇がありませんでしたね.
(ラグビーの練習と試合,ジム通いは息抜きと位置づけ欠かしませんでしたが...)
論文(情報)をまとめて,論理的に考察して,自分の考えをまとめるという能力がものすごく鍛えられます.
また,たくさんの課題をどのようにマネジメントするか(タイムマネジメント)も重要でした.
ちなみに最後の方の課題は,慣れてきたこともあり,比較的時間をかけずに良い点数を取れました.
7月からの2学期目はもう少し余裕を持って取り組めそうです.

ちなみにせっかくなら良い成積を取ろうと思い、僕は課題にかなり力を入れて取り組みました.

Passするだけならもっと余裕あったかなと感じます。

問題は英語ではない?

最初の学期で感じたことは,英語面のスキル不足は大きな問題にならないことです.
もちろん授業や授業中の議論はすべて英語(リスニング・スピーキング),リサーチする論文も読む(リーディング)のも英語,エッセイを書く(ライティング)のも英語です.
特に英語論文はたくさん読まなければいけないので大変でした.
しかし,本当に大変だったのは英語面ではありませんでした.
※実は課題も,文法や語彙の適切さに関する得点は5〜10%程度です.
何が大変だったかと言うと,限られた時間で効率よく情報をまとめて,自分の考えを論理的にまとめることでした.
実際,オーストラリア人のクラスメートも同様に課題をこなすのに必死でした.
学期を通じて「情報をまとめて,論理的に自分の考えを述べる」能力はすごく鍛えられました.

ただし、英語力不足は大きな問題にならないといっても,英語力が不足しているとすべての作業で2〜3倍時間がかかります
留学前に(留学後からでも)英語力は伸ばしておくに越したことはないです!
ちなみに留学していても「英語の勉強」をしないと,英語力は伸びません(と僕は感じます.)
なので,7月からの2学期目は大学の勉強と並行して「英語の勉強」をスタートするつもりです!

 

ではでは!

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【働きながら英検準1級・IELTS OA7.0達成】効率的な単語の記憶法

こんにちは!たこすけです.

英語の勉強で単語の暗記は欠かせません.
リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングのすべての英語の要素に大きく関わってくるからです.
逆に言えば,日々単語力アップを進めていれば,TOEICやIELTSなどのテストで高得点を取る上で大きなアドバンテージになります.
ただ,単語帳の暗記って忍耐強く続けるのが必要で,結構気力が必要なんですよね.
かくいう私も大学受験時代,英語単語帳1冊の暗記を1/3くらいで諦めたことがあります...
英検準1級を受ける際に単語の暗記は必須でした.
大学受験での苦手意識があったので,いろいろと単語暗記方法を調べてから取り組みました.
そのとき,これから紹介する方法を発見して,あまり苦労することなく単語を覚えることができました.
IELTSの単語帳を覚える際は,暗記法を自分なりに改良して,更に短期間で単語を覚えることができました.
仕事が忙しい時期でも通勤時間などをうまく利用して取り組めるので,単語の暗記で苦労されている方はぜひ参考にしてみてください.

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単語を効率よく覚えるには「記憶に時間をかけない」で「繰り返し,目を通す」こと

いくら初めて見る単語でも,記憶に時間を掛けすぎないのがポイントです.
1単語の記憶に時間を掛けないようにすると,時間を掛けずに単語帳を1周することができます.
1周終わったら,また始めから記憶しているかチェック,記憶すると繰り返します.
単語の暗記を繰り返すことで記憶が定着します.

【なぜ大学受験時代は単語帳暗記を諦めたのか?】

大学受験時代に単語の暗記に取り組んだときは,とにかく1単語の記憶に時間を掛けていました
そうすると1セクション(300〜500単語)が終わるまでにとんでもない時間がかかります.
それが5,6セクションあったので,どれだけ時間がかかるのかと愕然としたのを覚えています.
また記憶し終わったはずの単語を1〜2週間して見直すと,ほとんどの単語を忘れてしまっていました.せっかく覚えたのにすぐ忘れてしまうのでこれもやる気が無くなった原因でした.
人間は文字の羅列などの無味な情報をどれだけ一度に時間を掛けて覚えたとしても1日後には70%忘れてしまいます.これはエビングハウスの忘却曲線として有名ですよね.
なので1単語に時間をいくらかけても,労力のほとんどは無駄になってしまいます.
むしろ1単語にあまり時間をかけず,忘れない内に記憶作業を繰り返す方が効率が良いのです.
ただし,エビングハウスの忘却曲線の話で注意したいのは,文字の羅列などの無意味な情報の場合ということです.
記憶に残った出来事や言葉などは数ヶ月経っても忘れてませんよね?
単語も記憶にうまく結びつけるように覚えれば格段に忘れにくくなります.

効率的な単語暗記法

具体的に僕が「【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500」を暗記したときの方法を紹介します.
【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500」は単語がレベル別になっていて,基礎単語1000語に加えて,500単語ずつに6セクションに分かれています.
その500単語ずつのセクションを以下のステップで記憶していきます.

1周目:仕分け作業(1日間)

知っている単語と知らない単語を分ける作業です.
単語を見て,意味が即答できなかったらその単語をマークします.
あまり時間をかけず,仕分けることだけに集中して1日で終わらせてしまいましょう.

2周目:記憶作業(2〜4日間)

マークした(意味が即答できなかった)単語を記憶します.
意味だけでなく発音や例文,類義語などもチェックすると記憶に残りやすくなります.
ただし,あまり1単語に時間をかけず機械的に例文含め3回読むだけなどとしましょう.

3周目以降:記憶定着作業

マークした単語のみ,意味が即答できるかチェックします.
即答できなければ再度マークして,記憶作業をしてください.
※例のようにマークの線の数を増やしていってください.

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その後は,前日にマークした単語のみ,再び意味が即答できるかチェック.
即答できなければ再度マークして記憶作業,と繰り返してください.

すべての単語が即答できるようになったら1セクション終了です.

ちなみに4周目以降になりマークする単語の数は少なくなったら,チェック&記憶作業にかける時間も少なくて済みます.
そうしたら,並行して次のセクションの1周目:仕分け作業をスタートします.
これを全セクション行ってください.

記憶を定着させるために空白期間に気をつける

記憶を定着させるために,1度記憶したセクションの再チェックを実施するようにしてください.
あまり空白期間を空けず「セクション1→2→3→1を再度チェック→4→2を再度チェック→5」というように,覚えているかチェックしてください.
このようにすると,繰り返し記憶することができるので覚えた単語を忘れにくくなります.
ちなみに2度目以降のチェックは大して時間がかからず負担にはならないので安心してください. 

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

 

まとめ

単語はいくら時間をかけても覚えても時間が経つと忘れてしまうものです.
とにかく「1単語に時間かけない」「繰り返し覚える」ことが重要です.
記憶しようとするのではなく,むしろ「目を通す・音読する」を繰り返すイメージです.
その翌日に覚えていなくても,あまり気にせず淡々と作業を繰り返してください.
3回,4回繰り返している内に覚えられるものです.
また,例文や類義語・反対語などは必ず目を通すようにしてください.
単語の意味に結びつく情報は多ければ多いほど記憶に結びつきやすくなるからです.

 

ではでは!

【IELTS対策】Reading6.5以上を取るための勉強法

こんにちは!たこすけです.
日本人のIELTS受験者にとって,リスニング・リーディングはライティング・スピーキングと比較して高得点を狙いやすいパートだと言われています.
僕はリーディングが比較的得意だったので,リーディングは7回IELTS受験して,初回から7.5と高得点で(平均7.5,最高点8.5)と得点源になっていました.
TOEIC受験でリーディングパートが苦手なことが発覚してから,IELTS初受験までに文法・読解は力を入れて勉強したのでその成果が大きいのかなと思います.
IELTS Reading6.5以上の取得を目指している方へ,僕が実践してReading8.5取得に成功した勉強方法をまとめてみました. 

taco-blog-aus.hatenablog.com

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 IELTS Reading6.5以上取るための勉強方法

リーディングで6.5以上取るためには文法を正しく理解することが必須になります.
文法の理解力が高いほど,文章をすばやく・正確に理解することができるからです.
IELTS Readingは試験時間1時間内にそれなりの文章量を読む必要があり,人によっては問題に関連する部分だけ読んで解く(スキミング)を推奨する方がいますが,僕はおすすめしません.
しっかりと文法を勉強して,すばやく・正確に読むトレーニングをすれば時間内にすべての文章を読んで全問題をきちんと解くことは十分可能だからです.
後者の方が安定したスコアアップが期待できますし,「英語力」を伸ばすことにもつながります.
リーディングの勉強方法は以下のステップです.

STEP1:文法学習:文法の理解がIELTS Readingスコアアップの基本

STEP2a:精読トレーニング:文章を正確に読む

STEP2b:速読トレーニング:時間内に文章をすべて読んで全問題解く

STEP1:文法学習を一通り終えたら,STEP2a:精読とSTEP2b:速読を並行して行うといった形です.

加えて,単語力があればあるほどスコアが安定してくると思います.

taco-blog-aus.hatenablog.com

STEP1: 文法学習

複雑な文章をすばやく読むためには,1文の構造を感覚的に見分ける必要があります.
その第一ステップとなるのが文法の理解です.
英語の文章の構造は5つの種類の基本構造でできています.実は5つしかないんです...
複雑に見える文章も,基本構造にプラスアルファで説明・修飾するパートなどの補足部分が色んな所にくっついているだけです.
文法の理解度が高いと,文章の構造を感覚的に正しく捉えられるのでスラスラと読めるという訳です.
おすすめの勉強法は文法書を何度も読むことです.
文法書は一通りの文法,文型の知識が確認できるので良いです.
英語中級者でも忘れている文法ルールなどがかなりあって勉強になります.
練習問題を解いたり,書いてあるフレーズを覚えようとせずに,1〜2周間でサーッと一気に読んでしまいましょう.
また,日が空いて文法の理解が曖昧になってきたころに何度も読み返すのがおすすめです.
これだけでも日頃読んでいる英語文章の構造が見えやすくなってくると思います.

おすすめの教材は「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)」です.
一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)」は堅苦しい専門用語など使わず文章が軽いので,少々分厚いですが読み物として楽しく読みながら文法の理解を高められます.
僕の場合,一度通して読んで,日が空いて文法の理解が再び曖昧になってきたころに読み返す様にしていました.

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

 

 加えて「English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English」もおすすめです.
英語で英語の文法を解説しています.僕は「一億人の英文法」よりカバーしている内容が広いように感じました.
全体を通して非常にわかりやすく,日本語での説明よりわかりやすい部分も度々あります.
練習問題もついているので,どれだけきちんと理解しているか確認もできます.

English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

 

ちなみに高校の時に使っていたもの(Next Stageとか)でも良いと思います.
僕の場合,「一億人の英文法」で全体的な文法のイメージを掴んだ後,「Grammer in Use」で練習問題を解きつつ復習&学習していきました.

STEP2a: 精読トレーニング

文法がある程度理解できたら,その知識を実践に活かすためのトレーニングが必要です.
その一つが英語文章を1文1文分析しながら読む「精読トレーニング」です.
例えば,以下のような英文があったら.
This is one of the most insurmountable issue I have ever experienced.

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元の英文の構造を色ペンなどを使って,文の構造(主語・述語・目的語・補語,修飾ー被修飾などや,わからない単語・熟語の意味を明らかにしながら,できる限り精確に読みます.
※ちなみに自分にとって明らかな部分は(例:"最上級",“(that)”)とかは書かなくても良いです.

おすすめは以下のように英語文章を読むことです.

1.いつも通り普通に英文を読む.

2.辞書やテキストなど使わず自力で精読.

3.辞書やテキストを使いながら精読.

4.英文の構造を意識しながら再度英文を一通り読む.

精読トレーニングを繰り返すことで,自然と文の構造を捉えながら英語読解することができます.
文章を精確に読めるようになり,更に読むスピードも上がります.

おすすめ教材は「速読速聴・英単語 Core1900 ver.5」や「IELTS 14 Academic Student's Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)シリーズのReadingPart」の文章です.
精読は時間がかかるので,一つの文章が長すぎると飽きてくるので気をつけてください.
IELTSの文章は一度解いた後,精読してみると意味を捉えきれていなかった部分がはっきりしてかなりの勉強になります.
僕は問題をコピーして,色ペンでたくさん書き込んで精読していました.

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

 
IELTS 14 Academic Student's Book with Answers without Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)

IELTS 14 Academic Student's Book with Answers without Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)

 
STEP2b: 速読トレーニング

精読トレーニングと並行して行いたいのが,文章を早く読むための「速読トレーニング」です.
IELTSのリーディングパートの全文章をしっかり読みつつ,1時間で解ききるために必要なトレーニングです.
通常英語文章を読むときは,1文1文しっかり意味が理解できるように読んでいると思います.
意味を確認するため,代名詞(it,that)が指している部分を確認するために,文頭から読み直すことも度々あるでしょう.
速読トレーニングでは,早く文章全体の情報をざっくり掴むことに注力します.
なので,意味のわからない文章・単語・文構造はそのままに,一度読んだ部分は振り返らず最後まで一気に読みます.
速読するコツは

・文の意味がわからなくても文頭から読み直さない..

・頭の中で音読せず,目を動かして文を読むイメージ.

・文章を読み進めながら,大事な部分だけを読み取る.

・速読後,文章を再度じっくり読んで,速読でどれほど理解できていたか確認する.

・時間を測る

初見の教材で速読する以外で,過去に精読した文章で速読の練習をするのもおすすめです.
精読した文章は文の構造や意味が頭に入っているので,かなり早く読むことができます.
その早いスピードで他の初見の文章も読めるように!とイメージできます.
おすすめ教材は「速読速聴・英単語 Core1900 ver.5」や「IELTS 14 Academic Student's Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)シリーズのReadingPart」の文章です.

IELTSの問題を解くときは時間を測って,各パート15〜25分で解ききれるか常に確認しながら練習してください.
また.できるだけ辞書を使わずに洋書をすばやく読むことも良いと思います. 

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

 
IELTS 14 Academic Student's Book with Answers without Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)

IELTS 14 Academic Student's Book with Answers without Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)

 

まとめ

IELTS Readingで6.5以上の得点を狙うためには,早く精確に英語文章を読むための実力が必要です.
そのためには,英語文法をしっかり理解して,精読・速読トレーニングを継続して行ってください.
そうすることでIELTS Readingの1時間以内に,問題の文章のすべてに目を通した後に,問題の答えに該当する部分を探して(場合によっては読み直して)回答することができます.
スキミングなどのテクニックを利用するよりも,文章全体を読んで回答したほうが安定して正解の回答ができます.
また留学生活は英語文章をひたすら読むことが必要になるので,文章全体をすばやく読むような勉強の方が後々約に立つでしょう.

働きながらの方でも,十分実践できる方法ですので参考にしてみてください.

taco-blog-aus.hatenablog.com

 

ではでは!