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オーストラリア大学院 社会人MBA留学ブログ

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たこブログ オーストラリア社会人MBA留学

【オーストラリア留学体験記】最初の学期の授業の様子・大変だったこと

こんにちは!たこすけです.
2019年2月〜オーストラリア大学院に留学中なのですが,先月6月に最初の学期の成績が出ました.
結果的には全4コース中の3コースはDistinction,あと一つはCreditとそこそこ良い成績でした.
※僕の通っている大学の成績はHigh-Distinction, Distinction, Credit, Pass, Failと分かれています.「秀・優・良・可・不可」と言った感じですが,High-Distinction(秀)を取るのは,日本で通っていた大学と比べて,とてもハードルが高いです.
課題は不慣れな部分が多いこともあり,かなり時間がかかりました.
学期末は課題続きで,オージーの友達でも非常に苦労するほど大変でしたが,数をこなしていくとどんどん効率的にできるようになり成長を感じました.
本記事では,授業の様子やどのくらい勉強が必要だったかなど,最初の学期で感じたことをシェアしたいと思います.

taco-blog-aus.hatenablog.com

 

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大学院のカリキュラム・授業について

僕の通っているグリフィス大学のマスターコース(Master of Business)はかなり自由が効くコースです.
ビジネスの必修基礎科目8つと専攻・選択8科目の16科目を2年間で学ぶコースで,
専攻科目は会計・マーケティング・起業・スポーツマネジメントなどいろいろなコースがあり,自由に選ぶことができます.
ちなみに入学して最初の2学期はそれぞれ4科目以上取らなければいけません.
4科目なので少ないなぁという印象でしたが,予習や課題などの時間を考えるとかなり大変でした.
ビジネスを初めて学ぶので、全て基礎科目をとりました.
どれも授業内容としてはとても楽しく,意欲的に学べました.以下がコース名です。

Leadership for sustainable business

資源が限られている地球で持続可能なビジネスをするためにはどうすればよいか,会社を持続可能なビジネスへ方向転換させるためにどのようなリーダーシップが必要か,ということを学ぶ授業でした.
国連の掲げているSDGsに関連して,企業の活動をリサーチしたり,改善案を提案したりと,とても興味深い授業でした.
※恥ずかしながら,僕は本授業でSDGsを初めて知りました...

Marketing Faundation

マーケティングの基礎を学ぶ授業でした.
課題を通して,自分が選んだ企業の製品をどのように売り込むか,4P(Product,Price,Promotion,Place)の視点に基づいて戦略を立てる方法を学びました.

People Management

Human Resource Managementの基礎を学ぶ授業でした.
HRに関する様々なトピック(人事システムやモチベーションマネジメント,ダイバーシティマネジメント)を学びました.

Future of Work

こちらもHuman Resourceに関連した授業でしたが,AIやロボットなどの技術が発展する中で置き換えられた労働力の人々をどのようにマネジメントするか,将来どのような能力がより重要になるか,国として企業として個人としてどのようにその変化に対応するかを考える授業でした.

授業の様子はどのような感じ?

基本的には講師がスライドで学習内容を説明し,合間合間で投げかけられた質問に対して,みんなで議論するという流れでした.
学習内容はすべてオンライン上にあり,事前に予習しといてねという形でした.
僕は毎回しっかり予習していましたが,正直7割くらいの人たちは予習していませんでした
授業の参加や出席は成績には関係ないので,課題やテストさえ高得点取れればという考えでも最悪OKです.
ただ予習して授業に臨むと,講師の言っていることも理解できるし,発言もしやすくなるので,僕は毎回予習に時間を掛けていました.

積極的に授業に参加すると授業の理解度も高まります。
ちなみに僕のコースは日本人は僕一人だけ,中国・韓国人合わせて4割・インド人3割・他欧州系やオージーといった感じでした.
ネイティブでない留学生が大半を占めるので,英語での議論や会話もついていくことができました
※逆にネイティブばかりだと会話が早すぎて,ついていけないことが多い...

なので希望のコースの留学生の割合は最低限リサーチしておいた方が良いと思います。

それによって授業の進み方や雰囲気が変わるので。
僕のコースでは、講師も英語非ネイティブの留学生の扱いに慣れているので,発言を汲み取ってくれたり,良い雰囲気で授業が進んでいきました. 

taco-blog-aus.hatenablog.com

 

課題は大変だった?

課題は主に2,500〜3,000語ほどのエッセイが多く,他にはグループor個人でのプレゼンテーション,試験などがありました.
エッセイを書くことに不慣れな部分もあり,正直めちゃくちゃ大変でした.
課題が集中する学期中〜末は,何かしらの課題を常にやっていて息付く暇がありませんでしたね.
(ラグビーの練習と試合,ジム通いは息抜きと位置づけ欠かしませんでしたが...)
論文(情報)をまとめて,論理的に考察して,自分の考えをまとめるという能力がものすごく鍛えられます.
また,たくさんの課題をどのようにマネジメントするか(タイムマネジメント)も重要でした.
ちなみに最後の方の課題は,慣れてきたこともあり,比較的時間をかけずに良い点数を取れました.
7月からの2学期目はもう少し余裕を持って取り組めそうです.

ちなみにせっかくなら良い成積を取ろうと思い、僕は課題にかなり力を入れて取り組みました.

Passするだけならもっと余裕あったかなと感じます。

問題は英語ではない?

最初の学期で感じたことは,英語面のスキル不足は大きな問題にならないことです.
もちろん授業や授業中の議論はすべて英語(リスニング・スピーキング),リサーチする論文も読む(リーディング)のも英語,エッセイを書く(ライティング)のも英語です.
特に英語論文はたくさん読まなければいけないので大変でした.
しかし,本当に大変だったのは英語面ではありませんでした.
※実は課題も,文法や語彙の適切さに関する得点は5〜10%程度です.
何が大変だったかと言うと,限られた時間で効率よく情報をまとめて,自分の考えを論理的にまとめることでした.
実際,オーストラリア人のクラスメートも同様に課題をこなすのに必死でした.
学期を通じて「情報をまとめて,論理的に自分の考えを述べる」能力はすごく鍛えられました.

ただし、英語力不足は大きな問題にならないといっても,英語力が不足しているとすべての作業で2〜3倍時間がかかります
留学前に(留学後からでも)英語力は伸ばしておくに越したことはないです!
ちなみに留学していても「英語の勉強」をしないと,英語力は伸びません(と僕は感じます.)
なので,7月からの2学期目は大学の勉強と並行して「英語の勉強」をスタートするつもりです!

 

ではでは!

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