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オーストラリア大学院 社会人MBA留学ブログ

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たこブログ オーストラリア社会人MBA留学

【IELTS対策】Listening6.5以上を取るための勉強法

こんにちは!たこすけです.

日本人のIELTS受験者に取って,リスニング・リーディングはライティング・スピーキングに比べて高得点を狙いやすいパートだと言われています.

一方で,リスニングの勉強は取り組みやすい反面,勉強をやっているだけという状態になりやすく,スコアが伸び悩む人も多いようです.

僕も初回のテストでリスニング6.0が取れたのですが,その後はずっと変わらず6.0から伸びませんでした.

それでも試行錯誤をして,最終的に最後の3ヶ月で6.0→8.0まで一気にスコアアップできました.

しっかりとポイントを抑えて,得点を稼ぎたいセクションです.

IELTS Listening 6.5以上を目指している方へ,僕が実践してListening8.0取得に成功した勉強方法をまとめました.

「リスニング6.0以上を取るための勉強法」「伸び悩んでいる人へ:リスニング6.5以上取るためにしたこと」と2パートに分けて説明します.

ぜひ参考にしてみてください.

taco-blog-aus.hatenablog.com

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IELTSリスニング6.0以上を取るための勉強法

意外かもしれませんが,リスニングの基礎勉強は発音・音読の練習になります.

単語の発音を正しく聞き取れないと,似たような発音の言葉と混同します.

また,速いスピードで音読できるようにならないと,速いスピードのリスニングもできません.

この勉強法は大きく分けて以下の3つのステップになります.

1.発音トレーニング:発音の違いを学ぶ

2.聞き取り→書き取りトレーニング:英語を正しく聞き取る

3.シャドーイング:聞き取って瞬時に理解する力を伸ばす

※前提として,英検準1級レベルの文法の理解,単語力は必要です.

ですので,並行して文法・単語力UPのための勉強も行ってください.

taco-blog-aus.hatenablog.com

taco-blog-aus.hatenablog.com

STEP1:発音トレーニング

みなさんSheとSeaの発音の違いわかりますか?
どちらもカタカナでは「シー」ですが以下のように発音方法は明確に違います.

She /ʃi;/:口をすぼめて「静かに!」とよびかけるときに出す音のような発音

Sea /síː/:口を横に広げて,噛み合わせた歯と歯の間からの音を出す

リスニングを伸ばすために第一ステップはこのような発音の違いを理解をすることです.
なぜなら,発音の違いが理解できていないとSheとSeaのような単語の違いを文脈で判断しなければいけません.
ある程度のレベルまでは文脈からの推測でカバーできますが,スピードが早くなってきたり,複雑な文章になってくると理解が追いつかなくなります.

ネイティブに確認してもらいながらの練習が理想ですが,英会話スクールなどに通うとかなりの費用がかかると思います.
僕は「英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」を利用して独学で学びました.
英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる」はそれぞれの発音の説明がわかりやすく,CDを聞きながら自分一人で練習することができます.
正直,かなりおすすめです.
※現在,大学で発音レッスンが無料提供されているので利用していますが,うまく発音できてない部分は多少あるもののそんなに悪くないレベルと言われたので独学でも十分効果が期待できます.

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

 
STEP2:聞き取り・書き取りトレーニング

STEP1を実施すると単語レベルで正しく発音の違いを認識できるようになってきていると思います.それだけでもリスニング力はアップしていると感じるでしょう.
文章レベルになると音がつながって変化します.
STEP2の目的は音のつながりに慣れて正しく聞き取る力をつけることです.
そこで,早いスピードで読まれる文章を「聞き取る→書き取る」練習が必要となってきます.
基本的に1回では書き取りが追いつかないので,何度も聞きながら文章を書き取ります.
何度か聞いている内に聞き取れる部分もあれば,何度聞いても聞き取れない部分も出てくるかと思います.
僕の場合,冠詞(aとthe),前置詞(to,for)など特に正しく書き取れませんでしたが,数をこなす内に次第に書き取れるようになりました.
また,聞き取りできない部分は速いスピードで復唱できるようになるまで練習していました.そうすると不思議と聞き取りもはっきり聞こえるようになります.
少し時間がかかる作業ですが,根気強くやることで自分の聞き取れない部分を知り練習することができるので,文章レベルでのリスニング力が強化されます.

おすすめの教材は「速読速聴・英単語 Core1900 ver.5」です.
内容やスピードはIELTSのテスト内容に近く,ポーズが入っている書き取り用の音源もあるし,文章の構造も詳しく説明があるし,語彙力UPにも効果的と他分野の対策にもなります.
1題が程よいボリュームなのも良い点ですね.

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

速読速聴・英単語 Core1900 ver.5

 
STEP3:シャドーイング

STEP2までしっかりとこなすと基礎となる部分は出来上がってきていると思います.
ただし,STEP2:聞き取り・書き取りは時間がかかるのである程度までできるようになったら,STEP3:シャドーイングに移りましょう.
シャドーイングとは音声を聞いた後,即座に復唱する英語トレーニングです.
聞き取り・書き取りとは異なり,非常に効率が良く,勉強ができます.
まずはゆっくりの教材から初めましょう.自分の復唱できるレベルに教材があっていないと.逆に勉強にならず効率が悪いので気をつけましょう

シャドーイングをしていると再度感じると思いますが,速いスピードで言えない部分は,概して聞き取りでうまくできなかった部分であることが多いです.
苦手部分は速いスピードで復唱できるようになるまで練習するようにしてください.

おすすめの教材は「NHK WORLD(ラジオアプリ)」「速読速聴・英単語 Core1900 ver.5」「IELTS 14 Academic Student's Book with Answers with Audio: Authentic Practice Tests (IELTS Practice Tests)シリーズ」です.

NHK WORLD TV

NHK WORLD TV

 

NHK WORLDは日本に関連するニュースなのと,比較的に聞き取りやすいスピードなので,STEP3:シャドーイングを始めたばかりの方に特におすすめです.

伸び悩んでいるへ:IELTSリスニング6.5以上を取るためにしたこと

上の3つのステップでリスニングの基礎は身についていると思います.
しかし僕の場合,紹介した教材でシャドーイングを長く続けていましたが,リスニングスコアは6.0からなかなか伸びませんでした.
後に気づきましたが,IELTSシリーズのリスニングパートの間違い部分を復習すると,

・聞き取れていない音のつながり

・文章中の単語,熟語の意味をしらない

が誤答につながっていました.


特に後者の「単語・語彙の意味」は答えに直結する内容であることが多かったです.

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500」の勉強を始めた後に,Listeningのスコアが6.5を超えるようになり,最終的に単語勉強スタート3ヶ月後ほどに8.0が取れました.
その時,ようやく「単語力不足」が伸び悩みの原因だと気づきました.

リスニングの勉強以外にも単語力は意外にスコアアップの鍵だと思います.

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

【音声ダウンロード付】実践IELTS英単語3500

  

taco-blog-aus.hatenablog.com

まとめ

繰り返しますが,リスニングの基礎は「発音・音読」の練習が重要です.
まずは単語→文章レベルに徐々に正しく発音・聞き取りできるように訓練しましょう.
その後は,シャドーイングを利用して練習の量を効率的に増やしていくと良いでしょう.
この練習で,独学でも十分にリスニング6.0以上取れる基礎が身につきます.
また,単語力もスコアアップには必須なので並行して勉強すると良いでしょう.

やることは多いですが,忙しい社会人の方でも可能です. 

taco-blog-aus.hatenablog.com

 

ではでは!