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オーストラリア大学院 社会人MBA留学ブログ

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たこブログ オーストラリア社会人MBA留学

【オーストラリア留学体験記】オーストラリアの海外留学生保険(OSHC)について

こんにちは,たこすけです.

オーストラリア留学を考えている皆さんOSHCってご存知ですか?

OSHCとは,オーストラリアの国民保険(メディケア)と同程度の補償が受けられる海外留学生保険のことです.

学生ビザを取るために,留学生はOSHCへの加入が義務付けられています.

日本での国民健康保険のように,高額な治療費の負担の大半をカバーしてくれます.

僕はラグビーをしていることもあり,この半年ほどでかなりお世話になっています.

(試合中に脳震盪になり,救急車で搬送されて,そのまま3日間入院したこともありました...)

スポーツをする予定はないという方でも,イベント中のアクティビティや普段の生活で不意にケガしてしまうこともあると思います.

加入するOSHCのガイドラインをじっくり読めばすべてわかることですが,本記事でざっくり保険の請求の流れや,OSHCでカバーされる内容を参考にして貰えればと思います.
taco-blog-aus.hatenablog.com

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加入する保険について

加入する保険についてですが,私はAllianzのOSHC保険に入っています.

費用は2年間で1,365AUD(10万円弱)です.

加入理由はシンプルで,大学指定の保険だったからです.

加入の手続きは大学がすべてしてくれるので手間がかかりません.

僕が行ったのは,入学費用と共に保険費用を支払ったのみです.

また,キャンパス内にサポートカウンターがあり,保険請求の際などに対面で相談することができます.

これは大きなメリットで,分からないことがあるとすぐに聞きに行けるので助かっています.

保険のカバー内容

カバー内容ですが,ほとんどの医療費がカバーされます.

内容によってカバーされる費用の上限はありますが,ほとんどの医療費は払う必要はありません.

例えば,僕の場合,以下のような治療の医療費は支払っていません.

・まぶたを切って,3針縫った時の抜糸時

・膝の靭帯を切った時に受けた,超音波検査,MRI検査費用

・脳震盪で3日間,病院の個室に入院.(治療や食事,検査費用の全額)

(こう見ると半年で実に様々なケガをしてしまいました...)

上記のように基本的には医療費は払っていませんが,全額カバーしてもらうための抑えなければいけないポイントがあります.

それは基本的に大学内で医療サービスを受けることです.

(グリフィス大学は大学内にメディカルセンターがあります)

OSHCに入っていれば,大学内で受ける医療サービスは基本無料です.

(痛み止めなどの市販薬を推奨された場合は自腹で購入しなければいけません)

機器類は限りがあるので検査が必要な治療は,大学内で医師の診断を受けて,必要であれば紹介を受けて,外部機関でMRIなどの検査を受けるという流れです.

逆に地元のGP(総合診療所)に飛び込みで行くと全額カバーされないことがあります.

初めて,まぶたを切るケガした時に,家に近い普通のGPに外来で行ったところ治療費:230AUDの内,上限の150AUDほどしかカバーされませんでした.

その後,大学内の医療センターで抜糸してもらいましたが,「こっちに来てれば全額カバーできたのに」と言われました.

それからは基本的にまず大学の医療センターで医師の診断を受けて,必要であれば紹介された診療所に行くようにしています.

また,歯の治療や眼鏡・コンタクト,美容整形,留学以前からの治療はカバーされないので留学前に済ませておきましょう.

(以下2019年9月3日追記)

理学療法(フィジオセラピー)にもOSHCの保険は適用されません.

膝の靭帯のリハビリとして,専門医からフィジオセラピーを受けることを進められました.しかしながら,フィジオセラピーはOSHCの保険適用外なので痛い出費となります.1回の診療で$100AUD近く取られます.僕の所属しているクラブは,シーズン中タダ(シーズンオフ中は通常の半額)でフィジオセラピーが受けられるので助かっています.

本格的にスポーツをしようと考えている方は要注意です.

保険費用請求の手続き

基本的に大学での医療サービスや,超音波検査,MRI検査などの費用をカウンターで支払うことはありません.

外部機関であれば,診療前にOSHCの保険に入っている旨を伝えて,保険カードを提示すれば,その後は診療期間の方がそれを保険会社へ請求してくれるので,何もすることはありません.

Allianzはスマホアプリがカード代わりなのでカードを忘れることもありません.

万が一,カウンターで費用を支払うことが合った場合は必ず領収書を受け取ってください.保険費用の請求に必要になります.

※基本的には,何も言わなくても領収書はもらえます.

Allianzの場合,費用請求は非常に簡単で,アプリで領収書の写真を取って申請するだけです.申請後,問題がなければ指定の口座に入金があります.

ただし,入院の時は少し手間がかかりました.

病院のカウンターでお金を支払うことなく退院しましたが,その後「Hospital Admission」「Discharge Summary」を提出してくださいとAllianzからメールが来ました.

何の書類?という感じだったので大学のAllianzカウンターに相談→病院へ行って書類を受取り,メールで書類をAllianzに送付.

という感じで少し手間がかかりましたが,無事に入院費用の全額がカバーされたので一安心でした.

ちなみに,保険請求・診療所予約などすべてインターネットを通じてできるので,英語が不安な方も安心な体制になっています.

まとめ

オーストラリアへ学生ビザで留学する方はOSHCへの加入が必須です.

大学の指定のOSHCに入るので,手続きなど悩む必要はありません.

基本的な医療費は保険でカバーしてもらえます.

(唯一気をつけるのは歯の治療はカバーしてもらえないことですかね)

また,基本的に大学内の医療センターで診療を受けてください.

紹介無し(外来で)近くの診療所に行くと,医療費が全額カバーされないことがあります.

上記の点を抑えておけば,医療費は基本的に払う必要がありません.

ケガは気をつけていても不意にしてしまうものなので,そんな時に本記事のアドバイスを参考にしてみてください.

taco-blog-aus.hatenablog.com

ではでは!